チュブ州

アルゼンチンの州

チュブト州(チュブしゅう、Provincia de Chubut)は、アルゼンチン南部ので、チリとの国境であるアンデス山脈から大西洋岸までの範囲にある。北側をリオネグロ州、南側をサンタクルス州と接している。州名の由来は、テウエルチェ語で「透明」という意味。チュブト川の澄んだ水に由来する。

チュブ州

Provincia del Chubut
チュブ州の旗
チュブ州の公式印章
印章
チュブ州の位置
チュブ州の位置
アルゼンチンの旗 アルゼンチン
州都 ラウソン
政府
 • 知事 マリアーノ・アルシオーニスペイン語版
面積
 • 合計 224,686 km2
人口
(2022年)[1]
 • 合計 603,120人
 • 密度 2.7人/km2
等時帯 UTC-3 (ART)
ISO 3166コード AR-U
ウェブサイト chubut.gov.ar

最大の都市は、州南部のコモドーロ・リバダビア(人口175,300人)であるが、州都は北部のラウソンである。他の重要な都市は、プエルト・マドリントレレウエスケルサルミエントなど。

面積224,686km2、人口603,120人(2022年国勢調査)。

歴史

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スペイン人が来る前は、テウエルチェ族パタゴニアの平原に居住していた。17〜18世紀に、スペインの宣教師が布教活動を始め、19世紀に、ウェールズ人がチュブト地域に住みついた。

ボーア戦争が終わった20世紀の初め頃、一部のボーア人サルミエントや他の近くの町に住みついた。

1955年、チュブト州が成立する。

20世紀後半から特にブエノスアイレスからの移住により着実に人口が増加している。住民の多くが大都市やチュブト川沿岸に住む一方、大半の地域は人口密度が1km2あたり1人未満となっている。

経済

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石油精製がチュブト州の主要な産業であり、アルゼンチンの石油生産の13%を占める。その他牧羊が盛ん。

観光

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観光もまた成長著しい産業である。バルデス半島やプンタ・トンボ、プンタ・ニンファスなどがヒゲクジラアシカゾウアザラシペンギンシャチほか多くの海洋生物の生息地として人気を集めており、プンタ・トンボには広大なマゼランペンギンの飼育場がある。

アンデス山脈の地域にはロス・アレルセス国立公園があり、美しいエスケル付近のハイキングコースを毎年多くの観光客が訪れる。エスケルで運行されている『オールド・パタゴニア急行』(ラ・トロチータ、作家ポール・セルーの紹介によって有名になった古い蒸気機関車)は、多くの観光客をひきつけている。サルミエントの近くには珪化木による森林があり、世界有数の木化石を有する公園となっている。

化石

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2011年にチュブ州で発見され2017年に命名されたパタゴティタン白亜紀に生息していた草食恐竜)の化石は、体長37mに及び世界最大級の恐竜でもある[2]

隣接州

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下位行政区画

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  1. ビエドマ・デパルタメント英語版
  2. クシャメン・デパルタメント英語版
  3. エスカランテ・デパルタメント英語版
  4. フロレンティーノ・アメグイーノ・デパルタメント英語版
  5. フタレウフ・デパルタメント英語版
  6. ガイマン・デパルタメント英語版
  7. ガストレ・デパルタメント英語版
  8. ランギニェオ・デパルタメント英語版
  9. マルティレス・デパルタメント英語版
  10. パソ・デ・インディオス・デパルタメント英語版
  11. ラウソン・デパルタメント (チュブ州)英語版
  12. リオ・センゲール・デパルタメント英語版
  13. サルミエント・デパルタメント (チュブ州)英語版
  14. テウエルチェス・デパルタメント英語版
  15. テルセン・デパルタメント英語版

脚注

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出典

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外部リンク

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座標: 南緯43度18分 西経65度06分 / 南緯43.300度 西経65.100度 / -43.300; -65.100