オクナ・キルキー
オクナ・キルキー[1](別名:キバナオクナ[2]またはオクナ・カーキー、学名:Ochna kirkii)はオクナ科オクナ属の低木。開花後に長く残る赤い萼と花托、黒い果実の様子から、同属のオクナ・セルラタとともにミッキーマウスプラントなどとも称される。
オクナ・キルキー | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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オクナ・キルキーの果実
(2024年11月 名古屋市 東山動植物園) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
分類(APG IV) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Ochna kirkii Oliv. | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
オクナ・キルキー |
特徴
編集樹高2 mほど。葉は長さ5–7 cm、倒卵形から楕円形、革質で互生し、葉縁には小さな刺状の鋸歯が数mmの間隔をあけて散生する(オクナ・セルラタは葉縁に細鋸歯が密生する点で異なる)。花は黄色で径5 cmほどと大きく、花弁は開花後すぐ落ちるが、萼と花托が緑色から赤色に変わり、径1.5 cmほどの黒色の核果をつける。[2][3][1]。
分布と生育環境
編集南アフリカ原産とする文献[3]もあるが、本種は熱帯アフリカ東部のケニア、モザンビーク、タンザニア原産[4]。同属のオクナ・セルラタは南アフリカ原産。
利用
編集オクナ・セルラタと同様に赤い萼と花托、黒い果実を長期間鑑賞できるため、植物園の温室内へ稀に植栽される。本種よりオクナ・セルラタのほうが多くみられる。
脚注
編集参考文献
編集- コーナーE.J.H. 著、渡辺清彦 訳「キバナオクナ」『図説熱帯植物集成』廣川書店、東京都文京区、1969年、169頁。
- 白井祥平「ミッキーマウスノキ」『沖縄園芸植物大図鑑』 4巻《熱帯花木》、沖縄教育出版、那覇市、1980年。
- 日本インドア・グリーン協会 編「オクナ・キルキー」『観葉植物と熱帯花木図鑑』誠文堂新光社、2009年、62頁。ISBN 9784416409046。
外部リンク
編集- キバナオクナ/ミッキーマウスプラント 咲くやこの花館
- 熊ちゃんのサンギャラリーツアー(後半)【オクナカーキー】 東山動植物園(名古屋市)
- オクナ・カーキー 野の花図鑑
- オクナ・カーキー GKZ植物事典
- オクナカーキー ひととき(ブログ)2015-05-04
- 植物図鑑 オクナカーキー 板橋区立熱帯環境植物館