ウインフルブルーム
ウインフルブルーム(欧字名:Win Full Bloom、2011年3月25日 - )は、日本の競走馬。主な勝ち鞍は2015年の京都金杯。
ウインフルブルーム | ||||||
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2015年京都金杯 | ||||||
欧字表記 | Win Full Bloom[1] | |||||
品種 | サラブレッド[1] | |||||
性別 | 牡[1] | |||||
毛色 | 栗毛[1] | |||||
生誕 | 2011年3月25日(13歳)[1] | |||||
抹消日 | 2017年12月22日[2] | |||||
父 | スペシャルウィーク[1] | |||||
母 | ハナノメガミ[1] | |||||
母の父 | サクラユタカオー[1] | |||||
生国 | 日本(北海道新冠町)[2] | |||||
生産者 | ビッグレッドファーム[1] | |||||
馬主 | (株)ウイン[1] | |||||
調教師 | 宮本博(栗東)[1] | |||||
調教助手 | 小久保貴博[3] | |||||
競走成績 | ||||||
生涯成績 |
18戦5勝[1] 中央:17戦5勝 地方:1戦0勝 | |||||
獲得賞金 | 1億8921万3000円[1] | |||||
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経歴
編集2歳(2013年)
編集2013年8月18日、小倉競馬場5レースの2歳新馬戦(芝1800m)でデビューし勝利。次走のオープン特別・野路菊ステークスは惜しくもクビ差2着に敗れたが、11月30日の500万下・千両賞で2勝目を挙げた。12月15日、初の重賞・初のGI挑戦で朝日杯フューチュリティステークスに出走。好位でレースを進め、アジアエクスプレスから0.2秒差の3着に健闘した。
3歳(2014年)
編集シーズン初戦となった1月12日のシンザン記念は逃げたミッキーアイルを捉えきれず、半馬身差の2着に惜敗した。3月22日の皐月賞トライアル・若葉ステークスは3番手から直線で抜け出しを図るが、後方から鋭く脚を伸ばしたアドマイヤデウスに交わされ、2戦連続の2着[4]。
4月20日の皐月賞本番は単勝24.9倍の8番人気と伏兵扱いだったが、序盤にハナを切るとそのまま終盤まで逃げ粘り、最後はイスラボニータとトゥザワールドには交わされたものの、3着に好走した。次走は5月10日のNHKマイルカップを予定していたが、馬主側の要望で6月1日の東京優駿に目標を変更[5]。しかしレース前々日の5月30日に左肩跛行を発症し、出走は取りやめになった[6]。
復帰戦となった9月28日の神戸新聞杯は終盤に失速し13着惨敗に終わるが、次走のオープン特別・カシオペアステークスでオープン昇格後初、約1年ぶりの勝利を収めた。年末のチャレンジカップは8着に終わる。
4歳〜6歳(2015年〜2017年)
編集4歳シーズンは1月4日の京都金杯より始動。序盤にハナに立つとそのまま後続勢の追撃を振り切り、念願の重賞初優勝を果たした[7]。ところがその後、左前種子骨の剥離骨折と繋靭帯炎を併発していることが判明[8]。結局、4歳シーズンは京都金杯の1戦のみで残りは全休した。
5歳となった2016年7月24日、福島テレビオープンでレースに復帰。約1年半ぶりの実戦を勝利で飾った。次走の小倉日経オープンは2着、久々の重賞出走となった10月9日の毎日王冠は7着に敗れた。
6歳シーズンは2月22日の小倉大賞典が初戦となる予定だったが、1月6日の入厩後に古傷の繋靭帯炎が再発、そのまま放牧に出された[9]。復帰戦となった9月10日の京成杯オータムハンデキャップと、初のダート挑戦となった次走のマイルチャンピオンシップ南部杯、芝に戻ったアンドロメダステークスはいずれも二桁順位の惨敗に終わる。12月17日のディセンバーステークス(6着)が現役ラストランとなり、同月22日付で競走馬登録を抹消され引退した[2]。
引退後
編集競走成績
編集以下の内容は、JBISサーチ[1]、netkeiba.com[11]に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上り3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬(2着馬) | 馬体重 [kg] |
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2013. 8.18 | 小倉 | 2歳新馬 | 芝1800m(良) | 14 | 4 | 5 | 3.3 (1人) | 1着 | 1:49.4(36.8) | -0.6 | 柴田大知 | 54 | (ルファルシオン) | 486 | |
9.14 | 阪神 | 野路菊S | OP | 芝1800m(良) | 9 | 4 | 4 | 2.5 (1人) | 2着 | 1:46.6(33.8) | 0.0 | 和田竜二 | 54 | サンダラス | 492 |
11.30 | 阪神 | 千両賞 | 500万下 | 芝1600m(良) | 12 | 3 | 3 | 4.9 (2人) | 1着 | 1:33.9(34.2) | -0.5 | 和田竜二 | 55 | (アズマシャトル) | 494 |
12.15 | 中山 | 朝日杯FS | GI | 芝1600m(良) | 16 | 7 | 14 | 12.1 (5人) | 3着 | 1:34.9(35.8) | 0.2 | 和田竜二 | 55 | アジアエクスプレス | 490 |
2014. 1.12 | 京都 | シンザン記念 | GIII | 芝1600m(良) | 13 | 1 | 1 | 4.9 (2人) | 2着 | 1:33.9(34.0) | 0.1 | 和田竜二 | 56 | ミッキーアイル | 494 |
3.22 | 阪神 | 若葉S | OP | 芝2000m(良) | 12 | 8 | 12 | 1.8 (1人) | 2着 | 2:01.6(35.9) | 0.2 | 柴田大知 | 56 | アドマイヤデウス | 490 |
4.20 | 中山 | 皐月賞 | GI | 芝2000m(良) | 18 | 8 | 18 | 24.9 (8人) | 3着 | 1:59.9(35.6) | 0.3 | 柴田大知 | 57 | イスラボニータ | 488 |
6. 1 | 東京 | 東京優駿 | GI | 芝2400m(良) | 17 | 4 | 7 | 取消 | 柴田大知 | 57 | ワンアンドオンリー | 計不 | |||
9.28 | 阪神 | 神戸新聞杯 | GII | 芝2400m(良) | 16 | 2 | 3 | 17.5 (4人) | 13着 | 2:27.0(37.9) | 2.6 | 柴田大知 | 56 | ワンアンドオンリー | 488 |
11. 2 | 京都 | カシオペアS | OP | 芝1800m(良) | 15 | 4 | 7 | 3.0 (1人) | 1着 | 1:47.4(34.1) | -0.1 | 池添謙一 | 54 | (アズマシャトル) | 506 |
12.13 | 阪神 | チャレンジC | GIII | 芝1800m(良) | 12 | 7 | 10 | 12.8 (4人) | 8着 | 1:46.8(36.1) | 0.9 | 国分恭介 | 55 | トーセンスターダム | 518 |
2015. 1. 4 | 京都 | 京都金杯 | GIII | 芝1600m(良) | 18 | 2 | 4 | 7.1 (5人) | 1着 | 1:32.8(34.0) | 0.0 | 池添謙一 | 55 | (エキストラエンド) | 516 |
2016. 7.24 | 福島 | 福島テレビOP | 芝1800m(良) | 9 | 7 | 7 | 4.1 (2人) | 1着 | 1:47.3(35.9) | -0.2 | 柴田大知 | 56 | (ココロノアイ) | 518 | |
8.28 | 小倉 | 小倉日経OP | 芝1800m(重) | 9 | 8 | 9 | 1.6 (1人) | 2着 | 1:50.0(37.3) | 0.0 | 和田竜二 | 57 | テイエムイナズマ | 526 | |
10. 9 | 東京 | 毎日王冠 | GII | 芝1800m(稍) | 12 | 8 | 11 | 10.6 (6人) | 7着 | 1:47.6(35.2) | 1.0 | 柴田大知 | 56 | ルージュバック | 514 |
2017. 9.10 | 中山 | 京成杯AH | GIII | 芝1600m(良) | 15 | 4 | 7 | 26.1(10人) | 13着 | 1:33.1(35.9) | 1.5 | 松岡正海 | 57 | グランシルク | 518 |
10. 9 | 盛岡 | マイルCS南部杯 | JpnI | ダ1600m(稍) | 16 | 4 | 7 | 39.3 (6人) | 11着 | 1:38.3(38.4) | 3.4 | 村上忍 | 57 | コパノリッキー | 525 |
11.18 | 京都 | アンドロメダS | OP | 芝2000m(重) | 15 | 1 | 1 | 7.6 (3人) | 12着 | 2:02.2(36.6) | 0.8 | 和田竜二 | 57 | ブラックバゴ | 526 |
12.17 | 中山 | ディセンバーS | OP | 芝1800m(良) | 12 | 2 | 2 | 26.2 (6人) | 6着 | 1:48.3(36.1) | 0.5 | 松岡正海 | 57 | マイネルハニー | 522 |
血統表
編集ウインフルブルームの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | サンデーサイレンス系 |
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父 スペシャルウィーク 黒鹿毛 1995 |
父の父 *サンデーサイレンス青鹿毛 1986 |
Halo | Hail to Reason | |
Cosmah | ||||
Wishing Well | Understanding | |||
Mountain Flower | ||||
父の母 キャンペンガール鹿毛 1987 |
マルゼンスキー | Nijinsky | ||
*シル | ||||
レデイーシラオキ | *セントクレスピン | |||
ミスアシヤガワ | ||||
母 ハナノメガミ 栗毛 1994 |
サクラユタカオー 栗毛 1982 |
*テスコボーイ | Princely Gift | |
Suncourt | ||||
アンジエリカ | *ネヴァービート | |||
スターハイネス | ||||
母の母 ダイナソシエ鹿毛 1982 |
*ノーザンテースト | Northern Dancer | ||
Lady Victoria | ||||
シヤダイアグリー | *エルセンタウロ | |||
グローブターフ | ||||
母系(F-No.) | (FN:12-f) | [§ 2] | ||
5代内の近親交配 | Northern Dancer 5×4 | [§ 3] | ||
出典 |
脚注
編集- ^ a b c d e f g h i j k l m n “ウインフルブルーム”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2022年11月19日閲覧。
- ^ a b c d “ウインフルブルームWin Full Bloom(JPN)”. 競走馬情報. 日本中央競馬会. 2022年11月19日閲覧。
- ^ “金髪少年ウインフルブルーム 新年は金杯から好スタートへ”. 競馬ラボ. 2022年11月26日閲覧。
- ^ “【若葉S】アドマイヤデウスが皐月賞切符獲得!”. サンスポZBAT!競馬 (2014年3月22日). 2022年11月19日閲覧。
- ^ “皐月賞3着馬ウインフルブルーム、ダービー目標に”. スポニチアネックス (2014年4月28日). 2022年11月19日閲覧。
- ^ “ウインフルブルームが出走取り消し 競馬の日本ダービー”. 日本経済新聞 (2014年5月30日). 2022年11月19日閲覧。
- ^ “【京都金杯】金髪4歳馬ウインフルブルーム 待望の重賞初制覇!”. 競馬ラボ (2015年1月4日). 2022年11月19日閲覧。
- ^ “京都金杯を制したウインフルブルームが骨折、繋靭帯炎に”. 競馬ラボ (2015年4月4日). 2022年11月19日閲覧。
- ^ “【京成杯AH】栗東レポート〜ウインフルブルーム”. ラジオNIKKEI 競馬実況web (2017年9月6日). 2022年11月19日閲覧。
- ^ “約30頭の馬のデータ集”. すずらん乗馬クラブ. 2022年11月19日閲覧。
- ^ "ウインフルブルームの競走成績". netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2022年11月19日閲覧。
- ^ a b c “血統情報:5代血統表|ウインフルブルーム”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2022年11月19日閲覧。
- ^ a b c “ウインフルブルームの血統表”. netkeiba.com. 2022年11月19日閲覧。
外部リンク
編集- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post
- ウインフルブルーム - 競走馬のふるさと案内所