イ・ミニョン (ゴルファー)
イ・ミニョン[1](李 民英[2]、ハングル:이 민영、英語: Lee Min-Young、1992年3月13日 - )は、大韓民国の女子プロゴルファー。所属はHanwha Q CELLS。韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)の登録上は(ハングル:이 민영2、英語: Lee Min-Young2)と表記される[注 1]。
Min-Young Lee | |
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基本情報 | |
名前 | イ・ミニョン |
生年月日 | 1992年3月13日(32歳) |
身長 | 168 cm (5 ft 6 in) |
体重 | 73 kg (161 lb) |
国籍 | 大韓民国 |
出身地 | 京畿道 |
経歴 | |
プロ転向 |
2010年 JLPGA入会2017年 JLPGA89期 |
優勝数 | |
日本LPGA | 7 |
韓国LPGA | 4 |
成績 | |
初優勝 |
韓国女子:朝鮮日報ポスコチャンピオンシップ(2013年) 日本女子:ヤマハレディースオープン葛城(2017年) |
賞金ランク最高位 |
韓国女子:7位(2014年、2016年) 日本女子:2位(2017年) |
2019年12月1日現在 |
経歴
編集10歳でゴルフを始め[1]、2010年6月に18歳でKLPGA入会[2]。
同年8月「KLPGA2010グランドドリームツアー9戦」で下部ツアーながらプロ初優勝[3][注 2]。
2013年11月「朝鮮日報ポスコチャンピオンシップ」においてKLPGAツアー初優勝[4]。
2014年4月「ロッテマート女子オープン」、同年10月「OK貯蓄銀行 朴・セリ インビテーショナル」で同ツアー2勝目と3勝目を挙げる[5]。同年12月「Hanwha ゴルフチーム」に入る[6]。
2015年3月、中華人民共和国で開催された欧州女子ツアー「ミッションヒルズ・ワールドレディスチャンピオンシップ」参戦中に急な腹痛に見舞われ試合を棄権、その後腎臓がんであることが発覚し手術を受ける[7]。手術は成功し、同年5月「NH投資証券レディスチャンピオンシップ」でツアー復帰(19位)[8]。
2016年7月「クムホタイヤ女子オープン」で手術後初の優勝(KLPGAツアー4勝目)を遂げる[9]。同年11月29日から12月2日にかけて行われた日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のファイナルクォリファイングトーナメントに進出し4位、翌シーズンの出���資格を獲得した[10]。
2017年からTPD単年登録者(呼称は当時)としてJLPGAツアーに参戦、同年4月「ヤマハレディースオープン葛城」において同ツアー初優勝[11]。「2017年ヤマハレディースオープン葛城優勝」の資格でJLPGA入会を申請し、同時期に申請したキム・ハヌルと共に同年6月1日付けでJLPGA89期生(インターナショナルプロフェッショナル会員[1])となる[12]。同年7月「ニッポンハムレディスクラシック」で同ツアー2勝目を飾る[11]。最終的にJLPGAツアー29試合に出場、年間獲得賞金ランキング(賞金ランク)2位で初のシード入り[13]。同年12月に発表されたLPGAアワードにおいて「敢闘賞」を受賞した[14]。
2018年に「Hanwha ゴルフチーム」から発展して発足した「Hanwha Q CELLS ゴルフチーム」の一員に名を連ねる[15]。同年JLPGAツアー開幕戦となった「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」で優勝[16](同ツアー3勝目)[17]。最終的にJLPGAツアー25試合に出場、賞金ランク18位[18]。
2019年5月「ほけんの窓口レディース」[19]、同年9月「ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント」でJLPGAツアー4勝目と5勝目をあげる[20]。最終的にJLPGAツアー31試合に出場、賞金ランク5位となり、参戦以来3年連続でシード入りを果たす[21]。
2022年8月北海道MeijiカップでJLPGAツアー6勝目 [22]
2024年10月NOBUTA GROUP マスターズGCレディースで最終日首位タイでスタートし71でまとめ通算14アンダーで、畑岡奈紗、岩井明愛に1打差で競り勝ち2年2か月ぶりの7勝目を手にした。 [23]
トーナメント優勝(11)
編集JLPGAツアー(7)
編集No. | Date | Tournament | スコア | 2位との差 | 2位(タイ) |
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1 | 2017年3月30日-4月2日 | ヤマハレディースオープン葛城 | −9(71-70-68-70=279) | 1打 | 渡邉彩香 |
2 | 2017年7月7-9日 | ニッポンハムレディスクラシック | −19(66-64-67=197) | 6打 | キム・ハヌル |
3 | 2018年3月1-4日 | ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント | −11(72-67-66=205)[24] | 2打 | ユン・チェヨン |
4 | 2019年5月17-19日 | ほけんの窓口レディス | −10(67-70-69=206) | 1打 | 上田桃子 申ジエ |
5 | 2019年9月6-8日 | ゴルフ5レディス | −16(64-68-68=200) | 1打 | 淺井咲希 申ジエ |
6 | 2022年8月5-7日 | 北海道Meijiカップ | −9(70-70-67=207) | 1打 | 横峯さくら 櫻井心那 |
7 | 2024年10月17-20日 | NOBUTA GROUP マスターズGC レディース | −14(65-70-68-71=274) | 1打 | 畑岡奈紗 岩井明愛 |
KLPGAツアー(4)
編集|}
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d “イ ミニョン プロフィール詳細”. 日本女子プロゴルフ協会. 2019年5月6日閲覧。
- ^ a b “이민영2” (朝鮮語). KLPGA. 2019年5月6日閲覧。
- ^ “KLPGA 2010 그랜드 드림투어 9차전” (朝鮮語). KLPGA (2010年8月10日). 2019年6月14日閲覧。
- ^ 外部リンク이민영2|KLPGAの2013年成績参照
- ^ 外部リンク이민영2|KLPGAの2014年成績参照
- ^ “JLPGA 이 민영” (朝鮮語). 한화큐셀골프단. 2019年5月8日閲覧。
- ^ “韓国からの「真の刺客」イ・ミニョンは、がんに勝った不屈のゴルファー(2ページ目)”. 集英社WebSportiva (2017年3月2日). 2019年5月6日閲覧。
- ^ 外部リンク이민영2|KLPGAの2015年成績参照
- ^ “韓国からの「真の刺客」イ・ミニョンは、がんに勝った不屈のゴルファー(3ページ目)”. 集英社WebSportiva (2017年3月2日). 2019年5月6日閲覧。
- ^ “【2016】ファイナルクォリファイングトーナメント フルリーダーボード”. 日本女子プロゴルフ協会 (2016年12月2日). 2019年5月6日閲覧。
- ^ a b “イ ミニョン 年度別大会成績2017”. 日本女子プロゴルフ協会. 2019年5月6日閲覧。
- ^ “キム・ハヌル&イ・ミニョンがLPGA正会員に”. ALBA.Net (2017年6月1日). 2019年5月6日閲覧。
- ^ “イ ミニョン 年度別記録2017”. 日本女子プロゴルフ協会. 2019年5月6日閲覧。
- ^ “LPGAアワード2017”. 日本女子プロゴルフ協会. 2019年5月6日閲覧。
- ^ “女子プロゴルフ選手を後援 「Qセルズ ゴルフチーム」を発足”. Hanwha Q CELLS (2018年1月25日). 2019年5月6日閲覧。
- ^ “イ ミニョン 年度別大会成績2018”. 日本女子プロゴルフ協会. 2019年5月6日閲覧。
- ^ 外部リンク イ・ミニョン プロフィール詳細|LPGA|日本女子プロゴルフ協会の生涯成績・記録参照
- ^ “イ ミニョン 年度別記録2018”. 日本女子プロゴルフ協会. 2019年5月6日閲覧。
- ^ “【2019】ほけんの窓口レディース”. 日本女子プロゴルフ協会 (2019年5月19日). 2019年5月19日閲覧。
- ^ “イ・ミニョンがツアー5勝目”. ゴルフダイジェスト・オンライン (2019年9月8日). 2019年9月8日閲覧。
- ^ “イ ミニョン プロフィール詳細|LPGA|日本女子プロゴルフ協会”. 日本女子プロゴルフ協会. 2019年12月1日閲覧。
- ^ “女子ゴルフmeijiカップ、イ・ミニョンV 道産子の小祝9位、菊地19位”. 北海道新聞どうしん電子版. (2022年8月7日) 2022年8月7日閲覧。
- ^ "イ・ミニョンが今季初勝利 畑岡奈紗と岩井明愛が2位/国内女子ゴルフ". サンスポ. 産経デジタル. 2024年10月20日. 2024年10月20日閲覧。
- ^ 大会3日目が雨天のため中止。3日間競技に短縮
関連項目
編集外部リンク
編集- イ ミニョン(日本女子プロゴルフ協会のプロフィール)
- 이민영2|KLPGA(朝鮮語)