アニエスカ・ホランド

ポーランドの映画監督、脚本家 (1948 - )

アニエスカ・ホランドAgnieszka Holland, 1948年11月28日 - )は、ポーランドワルシャワ出身の映画監督脚本家である。 日本語による表記は、ポーランド語での発音に基づきアグニェシュカ・ホラントなどとされることがある。

アニエスカ・ホランド
Agnieszka Holland
Agnieszka Holland
2011年9月25日
生年月日 (1948-11-28) 1948年11月28日(76歳)
出生地 ポーランドの旗 ポーランド ワルシャワ
職業 映画監督脚本家
ジャンル 映画テレビ
主な作品
太陽と月に背いて
受賞
カンヌ国際映画祭
国際映画批評家連盟賞
1980年田舎俳優
ヴェネツィア国際映画祭
審査員特別賞
2023年人間の境界
ベルリン国際映画祭
アルフレッド・バウアー賞
2017年ポコット 動物たちの復讐
ニューヨーク映画批評家協会賞
外国語映画賞
1991年僕を愛したふたつの国/ヨーロッパ ヨーロッパ
ロサンゼルス映画批評家協会賞
生涯功労賞
2023年
ゴールデングローブ賞
外国語映画賞
1991年『僕を愛したふたつの国/ヨーロッパ ヨーロッパ』
その他の賞
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略歴

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ワルシャワで生まれる。父ヘンリク・ホラントはユダヤ教系ポーランド人、母イレーナ(旧姓リプチンスカ)はキリスト教系ポーランド人。父の両親は第二次世界大戦中にナチス・ドイツがワルシャワのユダヤ系の人々が多く住む住宅街に設置したワルシャワ・ゲットーで亡くなった。母は敬虔なローマ・カトリック教徒で、第二次世界大戦中はナチス・ドイツに対するポーランド国民抵抗組織の「ポーランド地下国家」(Polskie Państwo Podziemne)に属し1944年ワルシャワ蜂起において最前線で戦った。アニエスカ本人は特に宗教教育を受けずに育った。

プラハで映画製作を学び、助監督としてそのキャリアをスタートさせた。1970年代から1980年代初頭にかけては、アンジェイ・ワイダの運営する映画ユニット「X」に所属し、ワイダ作品の脚本も手がけている。

1970年代後半から映画監督としてデビューを果たし、当時ポーランド映画界を席巻した「道徳的不安の映画」運動の新進若手監督として活躍。1980年には『田舎俳優』がカンヌ国際映画祭批評家週間部門に出品され、国際映画批評家連盟賞を受賞するが、その翌年の戒厳令を期に西側諸国に移住する。

以後はフランスドイツアメリカハリウッド)で映画監督として活躍。1986年には、第二次世界大戦中、あるユダヤ人女性をナチスの迫害から匿うドイツ人農夫を描いた『Bittere Ernte』がアカデミー外国語映画賞に、1991年の『僕を愛したふたつの国/ヨーロッパ ヨーロッパ』でアカデミー脚色賞に、そして2011年の『ソハの地下水道』が再びアカデミー外国語映画賞にノミネートされた。

現在でもアメリカ・ドイツ・ポーランドなど、世界中を舞台に活躍している。近年ではテレビシリーズの『ハウス・オブ・カード 野望の階��』の演出を手掛け、エミー賞にノミネートされた。

主な監督作品

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Agnieszka Holland

外部リンク

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