アシフルオルフェン
アシフルオルフェン(acifluorfen)は、除草剤の一つ。被子植物の雑草に効果があり、大豆、落花生、エンドウ、イネの栽培に使われる[2]。モービル・ケミカル社(現 バイエルクロップサイエンス社)及びローム・アンド・ハース社により開発されたジフェニルエーテル系除草剤であり、ナトリウム塩として利用される。プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ阻害剤の作用を持ち、茎葉及び根から吸収されるが、体内移行はほとんどない。アメリカ合衆国では1980年に初回農薬登録されている[3]。
アシフルオルフェン | |
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5-[2-Chloro-4-(trifluoromethyl)phenoxy]-2-nitrobenzoic acid | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 50594-66-6 |
PubChem | 44073 |
ChemSpider | 40113 |
DrugBank | DB07338 |
ChEMBL | CHEMBL222440 |
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特性 | |
化学式 | C14H7ClF3NO5 |
モル質量 | 361.66 g mol−1 |
外観 | 白色ないし淡黄色の粉末[1] |
匂い | 無臭[1] |
融点 |
172 °C, 445 K, 342 °F [1](Na塩) |
水への溶解度 | 0.405 g/L(Na塩)[1] |
危険性 | |
半数致死量 LD50 | 122 mg/kg(Na塩、ラット経口[1]) |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
出典
編集- ^ a b c d e “アシフルオルフェンナトリウム塩”. 安全データシート(厚生労働省職場のあんぜんサイト) (2012年3月30日). 2019年7月19日閲覧。
- ^ Acifluorfen, Extension Toxicology Network
- ^ “農薬評価書(案) アシフルオル��ェン”. 食品安全委員会農薬専門調査会 (2010年3月16日). 2019年7月19日閲覧。