ゆり3号b
ゆり3号b (BS-3b) は、宇宙開発事業団 (NASDA) が打ち上げた静止放送衛星である。開発・製造は日本電気が担当した。
ゆり3号b | |
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所属 | 宇宙開発事業団 |
主製造業者 | 日本電気 |
国際標識番号 | 1991-061A |
カタログ番号 | 21668 |
状態 | 運用終了 |
目的 | 衛星放送 |
打上げ機 | H-Iロケット |
打上げ日時 | 1991年8月25日 |
運用終了日 | 1998年11月 |
物理的特長 | |
本体寸法 |
直径1.6m 高さ3.2m |
質量 | 550 kg |
軌道要素 | |
周回対象 | 地球 |
軌道 | 静止軌道 |
静止経度 | 東経110度 |
放送機器 | |
放送用中継器(出力各120ワット)3チャンネル | |
予備用TWTA3式 | |
放送用アンテナ1基 |
打ち上げ
編集1991年(平成3年)8月25日にH-Iロケット8号機で種子島宇宙センターから打ち上げられ、静止位置東経110度の静止軌道に投入された。
目的
編集ゆり2号 (BS-2) を引き継ぎ、沖縄・小笠原などの離島を含む日本全土への一般家庭向け直接衛星放送 (DBS) サービスをおこなうことを目的とした。兄弟機ゆり3号aの太陽電池の一部に不具合が見つかったため、それを補完する役割があった。
ゆりシリーズ最後の放送衛星
編集1997年に新放送衛星のBSAT-1aが打ち上げられ、ゆりシリーズは3号bで最後となった。ゆりでは地球・月と重なる「食」現象により深夜を中心に放送休止が生じたが、新衛星BSATでは解消された。
関連項目
編集外部リンク
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