ふたつ星4047
ふたつ星4047(ふたつぼしよんまるよんなな)は、九州旅客鉄道(JR九州)が運行している特別急行列車である。
ふたつ星4047 | |
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江北駅に到着するふたつ星4047 | |
概要 | |
国 | 日本 |
種類 | 特別急行列車 |
現況 | 運行中 |
地域 | 佐賀県・長崎県 |
前身 | 特急「36ぷらす3」(金の路、肥前浜 - 長崎間) |
運行開始 | 2022年9月23日 |
運営者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
路線 | |
起点 | 武雄温泉駅 |
停車地点数 |
午前便:7駅 午後便:8駅 (いずれも起終点駅を含む) |
終点 | 長崎駅 |
営業距離 |
午前便:106.1 km (65.9 mi) 午後便:105.4 km (65.5 mi) |
平均所要時間 |
2時間53分(午前便) 2時間58分(午後便) |
運行間隔 | 1往復 |
列車番号 |
午前便 8020D(武雄温泉→江北間) 8021D(江北→長崎間) 午後便 8022D(長崎→早岐間) 8024D(早岐→武雄温泉間) |
使用路線 | 佐世保線・長崎本線・大村線 |
車内サービス | |
クラス | 普通車 |
座席 | 普通車指定席:1・3号車 |
娯楽 | 「ラウンジカー40」:2号車 |
技術 | |
車両 | キハ40系・キハ140系気動車 |
軌間 | 1,067 mm |
電化 |
交流20,000 V・60 Hz(武雄温泉 - 肥前浜、ハウステンボス - 武雄温泉間)[注 1] 非電化(肥前浜 - 長崎、諫早 - ハウステンボス間) |
線路所有者 |
九州旅客鉄道(下記を除く区間) 佐賀・長崎鉄道管理センター(江北 - 諫早間) |
備考 | |
喜々津 - 浦上間は旧線(長与経由)を走行 |
概要
編集西九州新幹線開業および長崎本線の電化設備撤去により特急「36ぷらす3」(金の路)の肥前浜駅 - 長崎駅間の運行が廃止となることに伴い、その後継となるD&S列車として2021年10月27日に発表された[1]。その後継コンセプトは「西九州の海めぐり列車」で、「車窓」と「食」の2つの観点から沿線の海を楽しめる列車とする[1][2]。
列車名の「ふたつ星」は九州の観光の「星」としての佐賀県と長崎県を、「4047」は使用車両であるキハ40形[注 2]・キハ47形を表している[2]。
運行
編集以下は2022年5月に発表された時点での運行予定である[2]。
金 - 月曜日および祝日を中心に年間200 - 220日程度運行される。武雄温泉駅 - 長崎駅間を1日1往復の運転で、午前便は長崎本線経由、午後便は大村線・佐世保線経由とし、合わせて西九州エリアを1周するルートとなっている[3]。諫早駅 - 長崎駅間については午前便・午後便ともに長与駅経由の支線(旧線)を走行する[3]。また江北駅発車時に進行方向が逆転する。
停車駅
編集使用車両
編集ふたつ星4047 | ||||||||||||||||
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キハ40系・キハ140系を改造した3両編成が使用される。両端の2両(1号車・3号車)は「はやとの風」専用車であった2両を再改造したもので、中間の2号車は「いさぶろう・しんぺい」の予備車を再改造したものである。車両番号は1号車がキハ47-4047(旧キハ47 8092)、2号車がキシ140-4047(旧キハ140 2125)、3号車がキハ147-4047(旧キハ147 1045)となっている[4]。3両とも形式が異なるが車両番号は「4047」に統一された。
外装はパールメタリックを基調としつつゴールドのロゴとラインを配したものとする[5]。内装はカラフルに彩色して楽しさを演出しつつ、西九州新幹線の「かもめ」と共通させた唐草文様をあしらう[6]。
1号車と3号車は普通車指定席の座席車とする一方、2号車は「ラウンジ40(よんまる)」と名付けられたビュッフェ・ラウンジ車とし、フリースペースや物販のカウンターが設置される[5]。尚、2号車の乗降口は業務用扱いとなっている。
1号車と3号車の座席および内装は改造元の「はやとの風」の意匠をおおむね踏襲しているが、元々フリースペースだった部分(車両中央部ならびに車端部)にもソファーシートやカウンター席を新たに設けた。これらのシートの指定席券は別列車扱いで、窓口のみで発売される。
車内に防犯カメラを、車両側面には国鉄車で初めて車側安全確認カメラ[注 3]が新設されており、車掌は乗務せずワンマン運転を行う。
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キハ47-4047
(1号車) -
キシ140-4047
(2号車) -
キハ147-4047
(3号車) -
キハ47-4047後位側の車側安全確認カメラ
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2号車内「ラウンジ40」
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b 山本諒「佐賀、長崎に新観光列車 「ふたつ星4047」西九州新幹線開業に合わせ」『西日本新聞me』西日本新聞社、2021年10月27日。2022年6月5日閲覧。
- ^ a b c 「「ふたつ星4047」のダイヤ決定 午前と午後で異なる経路 JR九州」『乗りものニュース』メディア・ヴァーグ、2022年5月25日。2022年6月5日閲覧。
- ^ 「新観光列車「ふたつ星4047」発表 西九州新幹線に合わせ運行 「はやとの風」は引退」『乗りものニュース』メディア・ヴァーグ、2021年11月26日。2022年6月5日閲覧。
- ^ a b 「JR九州「ふたつ星4047」デザイン発表 ビュッフェ・ラウンジ車も連結 「はやとの風」は2021年度内で運転終了」『鉄道チャンネル』株式会社エキスプレス、2021年11月26日。2022年6月5日閲覧。
- ^ 山本諒「観光列車「ふたつ星4047」9月23日発車 大村&長崎線の旅、華やか内装」『西日本新聞me』西日本新聞社、2022年4月6日。2022年6月5日閲覧。