さぬき東街道
さぬき東街道(さぬきひがしかいどう)は、香川県高松市春日町から東かがわ市に至る香川県道10号高松長尾大内線のバイパスである。長尾バイパスとも呼ばれる。現在は香川県道10号高松長尾大内線の県道本線として機能している。
主要地方道 バイパス | |
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さぬき東街道 香川県道10号高松長尾大内線 バイパス | |
路線延長 | 25.64 km |
起点 | 高松市春日町 春日町交差点 |
終点 | 東かがわ市 |
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概要
編集→「長尾街道 (香川県)」も参照
香川県道10号高松長尾大内線は古くから長尾街道と呼ばれ、国道11号(志度街道)などと並び、高松市と東讃地方(香川県東部)・徳島県方面を結ぶ南海道を、志度街道の支線として構成する地域の大動脈であった。しかし、街道として整備されたゆえに近辺には学校、郵便局、銀行、農協、スーパーマーケットなどの民生施設や、警察署や役場などの行政機関が立ち並んでおり歩行者や自転車の往来も激しく、それゆえに信号機や横断歩道も多数乱立され、往々にして自動車との交通摩擦が指摘され続けていた。さらに高松自動車道および高松東道路の登場で郊外地のモータリゼーションが進むなか、地域の施設を使用する交通弱者と、都市間長距離移動や郊外商業施設の利用を行う自動車との、交通の分割のための大規模道路の必要性が生じた。
この目的のために「さぬき東街道」(2001年に愛称決定)は、香川県道10号のバイパスとして建設された。従来の県道10号(長尾街道)で頻発していた渋滞の解消や新たな広域道路幹線網の形成等を目的に、高松市春日から東かがわ市町田丹生間を全線完成4車線で結び、完成と同時に香川県道10号高松長尾大内線の本線として供与されるようになった。2019年5月31日に大内工区が4車線化され[1]、これによりさぬき東街道の全線が4車線で供用開始された[1]。
路線データ
編集- 延長:25.64km
- 春日工区:高松市春日町 - 高松市東山崎町 3.1km
- 高松工区:高松���東山崎町 - 高松市十川西町 3.82km
- 三木工区:高松市十川西町 - 木田郡三木町大字下高岡 4.57km
- 長尾工区:木田郡三木町大字下高岡 - さぬき市寒川町石田西 4.53km
- 寒川工区:さぬき市寒川町石田西 - さぬき市大川町富田西 2.64km
- 大川西工区:さぬき市大川町富田西 - さぬき市大川町田面 4.18km
- 大内工区:さぬき市大川町田面 - 東かがわ市町田 5.6km
- 規格:第4種第1級または第3種2級
- 車線数:完成4車線
- 道路幅員:25.0m-19.0m
- 車線幅員:6.5m
- 設計速度:50km/h-60km/h
- 制限速度:
- 事業化:1973年度
沿革
編集- 1973年 - 高松長尾大内線バイパス事業(寒川工区)着手
- 1979年 - 高松工区着手
- 1980年 - 長尾工区及び大川西工区着手
- 1988年 - 三木工区着手
- 1994年 - 大内工区着手
- 1996年 - 春日工区着手
- 2001年2月13日 - 高松長尾大内線バイパスの愛称が「さぬき東街道」に決定
- 2008年3月 - 渋滞が多発していた高松市東山崎町区間が4車線化→詳細は「香川県道10号高松長尾大内線 § 東山崎町の1車線区間問題」を参照
- 2019年5月31日 - 全線4車線化[1]
通過する自治体
編集道の駅
編集交差する道路
編集→詳細は「香川県道10号高松長尾大内線 § 地理」を参照
交通量
編集路線名 | 地点名 | 平日24時間交通量(台) | 車線 |
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さぬき東街道 | 木田郡三木町大字井戸 | 20,296 | 4車線 |
国道11号 | 高松市牟礼町大町 | 22,299 | 2車線 |
高松東道路 | 木田郡三木町大字井上 | 12,358台 | 暫定2車線 |
(平成17年度道路交通センサス)
地理
編集河川
編集※括弧内は交差地点
沿線
編集脚注・参考資料
編集- ^ a b c “さぬき東街道(県道高松長尾大内線バイパス)の全線4車線化が完成します。”. 香川県 (2019年5月23日). 2019年5月31日閲覧。
- 香川県事業進捗状況公表資料