石垣島

沖縄県、八重山列島にある島

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石垣島(いしがきじま)は、沖縄県石垣市にある八重山諸島の政治・経済・教育・交通などの中心地で、面積は約222.6平方kmと沖縄県内では沖縄本島西表島に次いで3番目に広い島である。日本では、天草上島に次いで 17番目の面積を持つ[1]。人口は約4万5千人。

石垣島
衛星画像
所在地 日本沖縄県
所在海域 東シナ海
座標 北緯24度20分4秒 東経124度9分22秒 / 北緯24.33444度 東経124.15611度 / 24.33444; 124.15611
面積 222.64 km²
海岸線長 139.22 km
最高標高 526 m
プロジェクト 地形
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石垣島の位置

概要

石垣島は沖縄県に属し、県庁所在地である那覇市との距離は410km以上離れており、その距離は東京から大阪間に相当する。逆に台湾とは270kmしか離れておらず、地理的には日本のほとんどの地域よりも台湾に近い場所に位置している。

地勢

概形としてはほぼ正方形に近く、北東部に細長く平久保半島が突き出ている。島の中央やや北にある標高526mの於茂登岳は沖縄県の最高峰であり、この山を含んで以北は山がちとなっている。南部は隆起サンゴ礁の平地が多く、人口もこちらに集中する。南部に向かう宮良川の他には、あまり大きな川はない。

自然

 
白保のサンゴ礁
 
川平湾
 
ハイビスカスの咲き乱れる玉取崎)

古くから開発が進んでおり、森林の面積は多くない。しかし隣接する西表島とは共通する種も多く、イリオモテヤマネコこそ居ないものの、貴重な種が多いことに変わりはない。北部の米原のヤエヤマヤシ群落は天然記念物に指定されている。

宮良川河口のマングローブは、国内最大の面積をもつ。西部の名蔵アンパルは2005年にラムサール条約に基づいて保護すべき貴重な湿地に登録された。

2007年8月1日、石垣島の面積の約3割にあたる約7,000haが西表国立公園へ編入されるとともに、名称が西表石垣国立公園に変更された。これにより、かつて新空港問題で有名となった白保地区等が海中公園地区とされ、海中公園の面積は国内最大となった。これは、国立公園としては、1964年富士箱根伊豆国立公園以来43年ぶりの大規模な拡張である[2][3]

白保のさんご礁は開発がらみで有名になっているが、北部の川平湾も、流れが急で多様なサンゴがみられることで有名である。

生物

西表島と共に、固有の動植物(固有種)は多い。それらのうち、「石垣」の名を冠する代表的な生物としては以下のようなものがある。

なお、他にイシガキダイイシガキフグといった生物も存在するが、これらは石垣島とは無関係である。

放送

ダイビング

日本の代表的なダイビングポイントとして人気を誇り、1年を通して多くのダイバーが訪れる場所となっている。

ダイビングエリアは、市街エリア・川平エリア・北部エリアの大きく3つに分かれる。

  • 市街エリアは島の繁華街にあるダイビングショップ関係者などがよく潜る。具体的には竹富島周辺や大崎地区周辺など。アフターダイビングも楽しみたい人向け。
  • 川平エリアには有名な「川平石崎マンタスクランブル」がある。ここではマンタが春から秋にかけて高い確率で見られるため、日本中からダイバーが押し寄せる。日頃は西表島小浜島を中心に潜っているダイバーたちも、この時期にはわざわざ潜りに来るほどである。
  • 北部エリアは潜る人が少ないため、あまり荒らされていない海中が魅力となっている。

近年は、洞窟潜水をするダイバーも訪れる。

石垣島が登場する作品

名所・旧跡・観光スポット・施設

脚注

  1. ^ 国立天文台(編) 平成19年 理科年表 p.565 ISBN 4621077635
  2. ^ 報道発表資料【開催予定】石垣島の国立公園編入に関する説明会の開催 - 九州地方環境事務所
  3. ^ 西表島国立公園大規模拡張へ 石垣島の陸域7022ヘクタールと周辺海域編入 【八重山毎日オンライン】

関連項目

外部リンク