グリンチ
ドクター・スースの絵本『いじわるグリンチのクリスマス』の主人公の名前
グリンチ(英: Grinch)は、1957年にドクター・スースが発表したアメリカの児童向け絵本『いじわるグリンチのクリスマス』の主人公の名前。 この絵本は嫌われ者の醜い緑色の怪物グリンチが、大嫌いなクリスマスの奇跡を通して改心する物語で、アメリカではサンタクロースに並んで“クリスマスの代名詞”とされる国民的キャラクターとされる。
日本では、1971年に日本パブリッシングから渡辺茂男訳により『いじわるグリンチのクリスマス』のタイトルで絵本が出版された。後述の実写映画版公開と同年の2000年には、アーティストハウスから井辻朱美の訳により『グリンチ』のタイトルで再出版されている。
これまでに3回映像化がされた中で[1]、ボリス・カーロフ主演のテレビスペシャル版と、ジム・キャリー主演の実写映画版とベネディクト・カンバーバッチ主演(日本語吹き替えは大泉洋)の3Dアニメ映画版が日本上陸している。
概要
編集みんなが楽しみにしているクリスマスを村から盗んでやろうと、いつも意地悪なモンスターであるグリンチは画策する。
テレビスペシャル
編集- グリンチのクリスマス(「ナープのクリスマス」[2]の題とも)(1966年製作)
- ボリス・カーロフがグリンチの声を演じた。監督はチャック・ジョーンズ。
- 日本では 1970年12月15日にNHK教育の『英会話中級』内で、『黒いサンタ』の題で初放送された。[3]吹き替えは 國弘正雄、リチャード・フリーマン。 2001年にカートゥーン ネットワークで放送された。[4]、吹き替え声優は山寺宏一。
映画化
編集- グリンチ (2000年の映画)
- ジム・キャリーが演じた、吹替版では山寺宏一。
- グリンチ (2018年の映画)
- ベネディクト・カンバーバッチがグリンチの声を演じた、吹替版では大泉洋。
脚注
編集- ^ “『グリンチ』日本語吹替版の予告編&ポスターが到着 ― 大泉洋、秋山竜次(ロバート)、横溝菜帆の吹替シーンをチェック!” (2018年11月9日). 2018年11月24日閲覧。
- ^ “[IMDd ナープのクリスマス]”. 2022年2月6日閲覧。
- ^ “番組表”. 朝日新聞. (1970年12月15日)
- ^ グリンチのクリスマス - カートゥーン ネットワークによる番組ページ