ジャラントン市
ジャラントン市(ジャラントンし、モンゴル語: Жалан aйл хот、ᠵᠠᠯᠠᠨ
ᠠᠢ᠌ᠯ
ᠬᠣᠲᠠ)は、中華人民共和国内モンゴル自治区フルンボイル市に位置する県級市。ジャラントン市東北部、大興安嶺の東南麓に位置する。自然風景が美しく「塞外蘇杭」と称される。
中華人民共和国 内モンゴル自治区 扎蘭屯市 | |
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ジャラントン吊り橋公園 | |
簡体字 | 扎兰屯 |
繁体字 | 扎蘭屯 |
拼音 | Zhālántún |
カタカナ転写 | ヂャーラントゥン |
モンゴル文字 | ᠵᠠᠯᠠᠨ ᠠᠢ᠌ᠯ ᠬᠣᠲᠠ |
モンゴル語キリル文字 | Жалан aйл хот |
モンゴル語ローマ字転写 | J̌alan ayil qota |
国家 | 中華人民共和国 |
自治区 | 内モンゴル |
地級市 | フルンボイル市 |
行政級別 | 県級市 |
面積 | |
総面積 | 16,800 km² |
人口 | |
総人口(2004) | 44 万人 |
経済 | |
電話番号 | 0470 |
郵便番号 | 162650 |
行政区画代碼 | 150783 |
公式ウェブサイト: https://www.zhalantun.gov.cn/ |
元の名を「漁猟」という意味のブトハ(布特哈)という。清の康熙年間にブトハ総管衙門が置かれた。1929年に付近のヤル川(雅魯河)から名を採って雅魯県となった。1933年ブトハ旗を開設しジャラントンに駐在させる。1983年撤旗設市でジャラントン市となり、現在はフルンボイル市の管轄下である。
浜州鉄路がジャラントン市内を通っており。経済は観光と農業、牧畜、林業で主に賄われている。小麦、大豆、トウモロコシ等作物の栽培と牛、羊、馬の牧養等が盛ん。工業は主に製紙、製糖、毛糸など。平均気温2℃、降水量480mm。
行政区画
7街道、8鎮、1郷、3民族郷を管轄:
文化と観光
ジャラントン市北西部は大興安嶺の原生林で、森林、草原、渓流、山谷の風景は著名で「塞外蘇杭」と言われる。その主な風景の秀水とは雅魯河が大興安嶺を出た後に形成された扇状地であり、その間には小島がびっしりと広がり、島の上には森林が鬱蒼と茂り、花が咲き乱れる景勝の避暑地である。さらにジャラントン市区北部には絶景の吊り橋があって周辺の美しい自然風景を眺めることができる。
南西部の柴河鎮には火山と高山湖の天池が多くあり、南端のチチハル市との境界線付近には金王朝の金の界壕の遺跡がある[1]。2002年に国家重点風景名勝区の「ジャラントン風景名勝区」に認定された[2]。
交通
航空
鉄道
道路
脚注
- ^ 周洋 (2022年12月23日). “扎兰屯风景名胜区” (中国語). 『中国大百科全書』第三版オンライン版. 2023年2月4日閲覧。
- ^ 中華人民共和国国務院 (2002年5月17日). “国务院关于发布第四批国家重点风景名胜区名单的通知” (中国語). 中華人民共和国中央人民政府. 2023年2月5日閲覧。
外部リンク
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典『ジャラントン(扎蘭屯)市』 - コトバンク
- 日本大百科全書(ニッポニカ)『ザラントン』 - コトバンク
- ジャラントン市人民政府ウェブサイト(中国語)